つなぐデザインが追求する断熱性能について

昨年末に、一次エネルギー消費量等級7及び8が新設され、ここ最近、断熱に対する関心が高まってきています。
さらに、GX志向型住宅への支援が手厚い補助金「みらいエコ住宅2026」も発表されました。
昨年に比べると、補助金額は50万円ほど下がり、最大110万円となりましたが、住宅業界では注目を集めています。
そのため、断熱や設備について、関心を寄せている方が多いように感じられます。
断熱については、断熱等級7が最高位となりますが、今後は断熱等級8の創設も考えられるでしょう。
そこで、私たちが追求する断熱性能について、ご案内したいと思います。
断熱の性能はUA値で決定されますが、先ほども述べた通り、現在は等級7が最高位となっています。
等級7はUA値=0.26以下、等級6がUA値=0.46以下です。
つなぐデザインでは、新築住宅において、等級5以下は論外です。
最低でも等級6でご提案しています。
ここで、なぜ等級7ではないのか、と疑問に思われるでしょう。
もちろん、等級7に到達出来ない訳ではありません。
断熱材やサッシなどの使用する建材の選定、施工業者さんの技術により、等級7を取得することは可能です。
しかし、等級を上げることによるメリット・デメリットがそれぞれ存在し、それらを考慮した上で、バランスを見て断熱性能を決定しています。
考えられるメリット・デメリットは以下です。
等級7のメリット:外部からの熱による温度変化が少ない、光熱費の削減、遮音性の向上
等級7のデメリット:建築コストの大幅な上昇、高度な施工技術が必要、オーバーヒートの懸念
つなぐデザインが主に設計しているエリアは、地域区分5または6です。
このエリアは、夏の暑さはかなりのものとなりますが、冬の寒さはそこまで厳しいものではないと考えています。
等級7であったとしても、冷暖房が不要という訳ではなく、稼働時間が少なくなるという認識です。
そこで使われるエネルギーの差はそこまで大きなものとは言えないため、光熱費の差もそれほど大きくないのです。
ところが、等級を6から7に上げるためにかかるコストを回収するには、それなりの時間(10年以上)がかかるため、7までは必要ないと考えています。
お金をかければ、どこまでも性能は追求出来ますが、それだけを追求しても快適性が向上し続ける訳ではありません。
どこに判断基準を設定するかは設計者によって変わりますが、私たちはこのような考え方の下、断熱性能を決定しています。
皆さまはどのように感じましたか?
是非、ご意見をお聞かせください。
