サッシ〜YKKショールームにて〜

YKKショールームに行ってきました。

YKKさんを始め、各メーカーさんがアルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシを発売しています。
普段から、このブログでは結露やサッシについて述べていますが、メーカーさんとしての見解を伺ってきました。

こちらのショールームでは外部環境を擬似的に作り上げ、サッシやガラスがどのくらいの温度になるのかを展示しており、触って体感できるものとなっています。

左の写真は夏を想定した展示です。
左からアルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、樹脂サッシ(トリプルガラス)となっています。
性能の面では樹脂サッシを筆頭に、アルミ樹脂複合サッシ、アルミサッシの順に性能が低くなります。
外気温は41.1℃、室温は26.1℃となっています。
アルミサッシはフレームが38.5℃、ガラスが34.8℃です。
一方、アルミ樹脂複合サッシはフレームが33.2℃、ガラスが30.5℃です。
室温との差はアルミサッシがとても大きく、その差分の熱が室内に再放出されてくるのですが、38.5℃はとても暑いですよね。
この熱を小さくすることが、夏を涼しくするコツの一つなのです。

右の写真は冬の想定です。
外気温は1.1℃、室温は26.1℃、湿度は40.4%となっています。
アルミサッシのフレームは15.1℃、ガラス温度は18.7℃です。
写真ではわかりませんが、アルミサッシはフレーム表面にうっすらと結露がついて濡れていました。
先の記事で、室温と相対湿度の関係を表で示しましたが、その温度よりも高い温度で結露が発生しています。
このように、結露の発生は細かな条件(温度、湿度、気流など)によって変わるので、制御が難しいのです。
その他の窓は結露はしていません。

関東の多くの工務店やビルダーさんはそれらのサッシを使い、建物を作り上げているのですが、関東一円でも未だにアルミサッシが出ることがあるようです。
性能の低いアルミサッシは、熱伝導率が高い枠やかまち部分に結露を発生させます。
熱伝導率が高い=熱が逃げやすいということ。
アルミサッシの価格はもっとも安く、建設費を抑えるために仕様を変更されがちですが、永く暮らすことを想定している私たちにとっては、オススメできないものです。
結露はそれ自体には問題はありませんが、長期間に及ぶとカーテンやクロス、枠材などにカビを発生させる恐れがあるのです。
結露を除去しようとすると、毎朝雑巾などで拭き上げなければなりませんが、それはとても労力がかかりますよね。
私自身、それがとても大変だったので、賃貸住宅でもできる簡易的な内窓を自主制作しています。

もっとも簡単な結露対策は、やはり内窓を取り付けることです。
次回は内窓について、取り上げていきます。