リノベーションのススメ③「地震対策」

これまでの記事はこちら
・リノベーションのススメ
・リノベーションのススメ②「結露対策」
・リノベーションのススメ③「断熱対策」

これまで3回に渡って、リノベーションを行う場合の重要な項目を上げてきました。
どの項目も重要な要素ですが、今回はそれ以上の最重要項目です。

リノベーションのススメ以外でも、本ブログやHP上で地震への備えの重要性を説いてきていますが、リノベーションをお考えの際は耐震性能の向上を、是非、検討して頂きたい項目なのです。

家や建物というのは、そもそも、動物の巣がその原点となっています。
どんな動物も巣を危険な場所に作ったりはしません。
巣は子孫を守り、養うために作られます。
人間よりも動物の方が本能に忠実なので、この原則を見失うことはありません。

目的がお店の開店・開業のためであれば、そこまでこだわらない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、お住いの快適性の向上を目的とするのであれば、私は耐震性の向上は欠かせない項目だと考えています。

私たちの住む日本は世界有数の地震大国であり、世界中で観測されるM6以上の地震の20.5%は日本国内で起きています。
先の東日本大震災や熊本地震のような震災は数年から数十年に一度起こり、今後も30年以内に南海トラフ地震や首都直下地震が起こるであろうと言われています。
その中で、大切な家族や友人・知人を守れるはずの家、建物が倒壊することは望ましくありません。

現行の耐震基準の1.0倍(耐震等級1)にも満たない既存住宅は数多く存在しています。
総務省の平成25年の統計では、新耐震基準以降に建てられた住宅(1981年〜2000年竣工)1,299万戸の内、耐震診断をした住宅は5.56%の72.2万戸です。
しかし、その内、耐震性能が確保されていなかったものは10.89%でした。
この割合を全体に当てはめてみると、およそ141万戸が耐震性能が確保されていない可能性があるのです。
新耐震基準以降の住宅であっても、決して安心は出来ませんよね?

リノベーションの多くは内装や間取りを変更することが考えられます。
この機会に是非、耐震性能の向上を図り、地震対策を考えてみては如何でしょうか?