シロアリ対策

5月も半ばを過ぎ、本格的にシロアリが活動する季節となりました。
テレビでも、この季節になるとシロアリ防除のCMが流れますね。
というのも、この季節にはシロアリが羽アリとなって飛んでいく姿を見ることが出来るからです。
あまり見たくはありませんが。。。

さて、シロアリは蟻と名付けれていますが、実はゴキブリに近い種に分類されます。
日本では主にヤマトシロアリとイエシロアリが在来種ですが、近年では北米から輸入された家具や建材と共に、外来種であるアメリカカンザイシロアリが猛威を振るっています。
在来種は主に湿潤な環境が生育条件となっており、必要な水分を地下から自ら運んで環境を作っていきます。
そのため、土台や大引、根太など下部から侵食していきます。
一方、外来種のアメリカカンザイシロアリは乾燥材を食べる特異な種であり、建物のどこからでも侵食される可能性があるため、梁や柱から侵食されるといった事例もあります。
公表はされていませんが、関東では東京、埼玉、千葉、神奈川などでは多発エリアが報告されています。
羽アリを発見した場合は、速やかに駆除し、防除することをオススメします。

駆除剤や防除材には様々なものがありますが、私は『ホウ酸系』をオススメしています。

薬剤系には様々な成分がありますが、人体に少なからず影響を及ぼす可能性があると言われています。
もちろん、影響が極めて少ないから、現在でも使用されていることは間違いではありません。
ホウ酸系も体重60kgの方で、一度に300g摂取すれば半数の方が死に至ると言われています。

しかし、私がオススメする理由は別にあります。

薬剤系のシロアリ防除材は、分解・揮発するものがほとんどで、およそ3〜5年で効果がなくなると言われています。
建築時は壁を組む前ですし、満遍なく処理を施すことが可能です。
しかし、お引き渡しをした後は再処理を施すことの難しさを実感するのです。
再処理できるのは床下の土台や大引までで、石膏ボードで包まれた柱や梁はほぼ不可能でしょう。
ましてや、住みながらの施工となるので、多少なりとも揮発した薬剤を吸い込むことになります。
このことから、多くの方はお引き渡し後に再処理を行わないのです。
せっかく、資産となる家をお持ちになっているのに、もったいないですよね。
私は、資産は資産としての価値を残したいので、揮発・分解されないホウ酸をオススメしているのです。

しかし、ホウ酸も万能ではありません。
水に対して、非常に溶けやすいという性質を持っているため、漏水や浸水などによって水に濡れてしまった場合は再処理が必要になります。

シロアリの飛び立つこの時期、家づくりや家の資産価値に対して、再考してみませんか?

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